会社紹介
 

笠原十兵衛薬局について

天文12年(1543年)以来何百年もの長い間
ずっと我が家は「目薬屋」として善光寺のお膝元で代々続いて参りました。


元祖「善光寺 雲切目薬」は初代笠原十兵衛が創製いたしました。
それは軟膏状の練り目薬を貝に入れたもので、
そのまま、あるいは水に溶いて使用されていました。「しみるがよく効く」と評判で
薬の乏しかった当時は、胸につければ咳が止まる、お尻につければ痔が治ると、
目薬以外の用途にも珍重されておりました。


ところが今から薬40年前、薬事法の改正という大波が襲いました。 「医薬品」を製造する基準が厳しくなり、しみる目薬などもっての外、 4億円する無菌室がすぐに買えるような大企業しか目薬を作ってはいけなくなってしまったのです。 目薬の箱の中には「十兵衛謹製」という文字がありましたが、実は17代十兵衛さんは目薬など一度も作ったことはなく、すべて 妻の17代夫人恭子が寝る間を惜しんで作っておりました。 あっさりと「オレの代で雲切目薬はおしまいだ!」という父に、「そんなもったいない!。 うちで作れなくなったなら、作ってもらって遺しましょう!!」と言ってくれた母。 この母の一声で、現在の雲切目薬があるのです。 この目薬には、「雲切百草丸」の主成分である「オウバク」中のベルベリンと
「甘草」の成分グリチルリチン等が配合され、疲れ目や目のかゆみや充血、
目のかすみなどにも幅広く効果を発揮します。 母が遺してくれた雲切目薬を、どうぞお試しください。

  第十八代店主         笠原 久美子     笠原十兵衛薬局
      長野県長野市伊勢町319
        0262-32-2330